連句三ツ物いろは四十八鷹 色葉鷹三聯花巴(いろはたかみつはなどもゑ) 郷田 豪著 A7判 手のひらサイズ


 ●短歌俳句をたしなむ人は
      日本語の楽しさを知るひとである
 ●連句三ツ物を知る人は
      日本語の面白さのわかるひとである


 短歌は人間観照、俳句は自然没入の詩といわれますが、〈三ツ物〉はこの二つを綜合した、「短歌+俳句」形式の文芸です。昔は歳旦の祝いとして正月吉日に詠まれました。今はすっかり廃れましたが、令和に入り復古再登場させたいと思いました。新装非凡を希って、三つのバリアーを設けました。

(1) いろは歌のように、詩には、「イロハ48文字を必ず1回だけ遣う」。
(2) 短歌の長句(上の句/発句)に有名人の「俳句」を当てる。
(3) 国立国会図書館に永久保存する初めてのミニミニ本にする。

というルールをクリアした、「短歌(31文字)+俳句(17文字)」の定型三行詩集、という史上初づくしのマニア垂涎の頒布限定稀覯本です。

・手のひらサイズ(A7判 75mm×105mm) 124頁、並製本仕上げ、ソフトカバー、帯付き


…著者略歴…
郷田 豪  中国吉林省公主嶺街生まれ(1930)。鹿児島県姶良郡栗野町(現・湧水町)出身。中学(現・県立大口高校)受験に失敗し小学生浪人。熊本工専(現・熊本大学)に補欠入学。苦学して九州大学工学部卒業(1953)。以後、蛍光灯黎明期の照明技術者として汗を流す。26歳のとき格式のある博多の遊郭で自殺を図る。閻魔に心中じゃないと駄目だと断られる。返された遺言書を見て自分に文才があることに気付き第一作『暮るる奥』を書くが身内に酷評され出版を断念する。ブラジル居住4年目に入るとき第1335回東京都宝くじ一等賞(一千万円)に当ったので帰国することにし記念に純金150グラムをバンコ・アメリカ・ド・スウで購入し放浪生活が終わる。閻魔から勧められたこともあり、55歳、すこし早めの定年、趣味で古文研究に入る。

…著者よりひとこと…
 そんなこんなでこれが第二作です。第一作は珍書回文俳句日記『回転角360度+5日』(龜鳴屋(金沢)・刊)。(日記屋月日書店(東京世田谷)より発売。国立国会図書館(書誌ID:030728223)・同関西館・鹿児島大学付属図書館・鹿児島県立図書館・鹿児島市立図書館・湧水町くりの図書館・東京府中市立中央図書館・武蔵野市立中央図書館・大阪府立中央図書館・愛媛県立図書館・中国国家図書館(北京市)・國立臺灣圖書館(新北市)・ハワイ州立図書館(ホノルル)・サンパウロ日本文化センター図書館等で閲覧することができます。
連句三ツ物いろは四十八鷹 色葉鷹三聯花巴(いろはたかみつはなどもゑ) 郷田 豪著 A7判 手のひらサイズ

販売価格: 6,600円(税込)

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