9日の土曜日の
京都の朝は
いまにも 泣き出しそうな空
いまにも 雪にかわりそうな
寒さ。
9時過ぎから 豆本等を
並べてお客様を待ったが
昼までかすりもしない。
そんな中
お昼を過ぎた頃
子ども連れが見えた。
7才くらいの姉。
4才くらいの妹。
姉は百人一首の豆本が
買ってもらえないことが
すでに解ってるのか
豆ノ-トストラップに夢中。
「これ ほしい!!」
「駄目!!
あの単語覚えてないでしょう!」
「おぼえるから、買って!!」
暫らくか母親と姉のバトルが続いた。
「なら 家に帰ったらお金返すのよ」
「わかった ちゃんと かえす」
最終的に姉の粘り勝ち。
小袋にストラップを入れて
もらった100円玉の一つを
袋の上にのせて
ありがとう。おつりもあるからね。
「ありがとうございます!」
どういたしまして。
ここまでは無事に終わった様に
思えたが。。。
「わたしも ほしいい!!!!」
妹の方が半泣きでだだをこねだした。
しかし、そこは若いご夫婦。
負けない。
半泣きの娘を無視して売り場を
離れた。
姉が妹の手を取り親の後を
追った。
複雑な気持ちで椅子に
暫らく座ったいたら
後ろから姉妹が走ってきた。
「あんた猫ちゃんがすきでしょう
これにしなさい。」
「うん これにする」
ピンク色で描かれた小さな猫の
ストラップが気に入ったようだ。
「お金 これでいいですか?」
差し出された
姉の小さな手の平の中から
2枚の100円玉があらわれた。
いいよ。ありがとう。
姉妹は嬉しそう駆け出した。
火ノ浦久雄
天候も悪く寒くも有り
アイパッドは重くて
持って行かず
写真はありません。
手作り市では何故か
サンプルが売れて
しまいます。
今回も万葉集のサンプル
が売れました。
もう全部サンプルと
表示しようかしら。(笑)