愛想尽かされて(記録として)

2階立てのプレハブ小屋で仕事を始めた頃(31歳で独立)前の道の電信柱の下で子猫が鳴いていました。
動物は好きな方で、抵抗無く一緒に暮らすことにしました。
当時は向島の市営団地で住んでましたが、殆どその日に帰ることはなく、プレハブ泊まりが大半でした。
2階で布団一枚に猫と包まって寝ることもありました。
一度オシッコをしたことがあり、もう抱いて寝ることはやめました。
1階の仕事部屋の何処かで寝ていたり、ドアの外で寝ていたり、印刷機の音が終わるまで夜は外にいました。
一晩中、機械のやかましい音が続くのに耐え切れなくなったようで、或る日突然居なくなりました。
寝ないで仕事してる私、眠れなくなくて外で待ちくたびれた猫。
♂だったか♀だったか忘れましたが、その猫の孫の孫の血を引き継いだ猫が、現在一緒に暮らしてる猫の
一匹かもしれません。