妹が見し
楝(おうち)の花は
散りねべし
わが泣く涙
いまだひなくに
五巻 798 山上憶良
取り札の絵は 「安田靭彦画伯」
妻が見た栴檀の花は
もう散るだろうな
亡くなった妻を思い出して
泣く私の涙はまだまだ
乾くことはない
栴檀の薄紫の花が咲く
季節がきました。
川の石垣の上から
鹿児島の麦畑を見渡すように
栴檀の花が咲いていました。
近江鉄道の平田駅をおりて
友人の家に向かった川縁の
栴檀の木はまだ咲いていませんでした。
京都伏見では未だにまだ
目にしてません。
稲荷山で咲いてるかな?
火之浦久雄