店長のお散歩日記 ◎国東半島の姉さんから~~~不断草 2025年06月24日 これです!これです! 不断草です。姉さんはちゃんと覚えていてくれて育ててくださいました。 母親がまだ鹿児島に居る時分は、野菜と言えば「不断草」でした。 現在は「ホウレンソウ」にその地位を譲ってはいますが、ちゃんと存在します。 今年の夏を乗り切る前に、この蒸し暑さに耐えなければ、夏は向かえられません。 まだまだ調子に乗れない、歯がゆい毎日です。
◎山本周五太郎 作 『コロナ床屋』 2021年01月15日 第1回 第1章 もはや これまでかと 海之助は腹を決めた。 イグサ畳を裏返し 目を閉じ坐りこんだ。 ---父上 私が介錯いたします--- おぉー倅か 世話をかけてすまぬがたのむ。 左手に電動バリカン、そして右手に 100均切りバサミ。 手際よくばっさばっさと刈り込む倅 ~なかなか手馴れたものじゃのう~ ---お褒めのお言葉うれしゅうございます。 実は介錯のまえに、Youtubeなるもので 下調べをしてまいりました。父上完成です--- おお~さっぱりした。これで外に出れる。 >父上 すこしお待ちを> どうした娘 <兄上様には申し分けなく存知ますが。。 その頭では、世間様に、ご近所様の。。> どうしたと言うのじゃ。ゆうてみい。 <それは酒に悪酔いしたトラ刈り。。 いや コロナ刈りでございます。 どうかこの帽子をお召しください> そうか、愛分かった。 火ノ浦久雄 訳 «前 次»