『向田邦子』

能登川中学校には当時(半世紀以上の昔)図書カ-ドなるモノが存在していた。図書館の
本を借りると、自分のカ-ドに ハンコ を押してくれるシステムだった。本好きの清川君や須田君、田中さんの同級生と競って、図書館通いをしていた。

小遣いが貯まると少しずつ本を買い集めた。人生何回かの引越しの時は本を優先的に運んだ。
しかし 70歳を通過した昨年から断捨離を開始しだした。本の殆どは紙再生用にと、業者に
出した。 たが 向田邦子さんの本は1冊も手放さない。
良く燃えるように、手作り商品取引ノ-ト(今で約17冊・約4000頁)と向田邦子さんの
本は棺桶に入れるようにと家族に言ってある。

本の匂いが好きで本屋さんには散歩の途中立ち寄る。
昨日 向田邦子 さんの本が目立つ位置に並べられてた。そうか またあの8月22日の日
が来るのだ。  新潮社文庫にカバ-と帯が付けられていた。随分と雰囲気が良くなってる。 向田さんの本は何冊有ってもいい。

父親と半ば喧嘩別れをして、アパ-ト暮らしを始めた「向田邦子」さん。そこへ毎日入り浸りしてた「黒柳徹子」さん。今一度、没後41年の特集番組を組んでほしい。

私の親父より一つ年下に生まれた「向田邦子」さんはご存命ならば93歳。黒柳徹子さんは
まだ80後半のお年。 向田さんがご存命ならばいいドラマが生まれ、テレビ離れも多少は
救われたかもしれない。

字のない葉書 女を斬るな狐を斬れ 父の侘び状 草津の犬 マハ-シャイ・マミオ殿
中野ライオン 新宿のライオン キャベツ猫 ポロリ パセリ お弁当 職員室 きず
傷だらけの茄子 ミンク ヒコ-キ 桃太郎の責任

等等 随筆はいい。   火ノ浦久雄 (字詰もせずに書いたのでばらばらです。)